第3回(昭和5年)全国安全週間報告の安全標語

第3回(昭和5年)全国安全週間




第3回(昭和5年)全国安全週間

第3回(昭和5年)全国安全週間

締メヨ心ヲ 盡セヨ設備

 

第3回(昭和5年)全国安全週間報告の安全標語

片倉製糸紡績株式会社川岸製糸所

百歳の長命も日日の衛生から
日光浴胸のマークもニコニコ顔
蠅一匹も注意せ、四百四病の元になる
些細と思ふな爪の垢
今日は嬉しい衛生デー部屋のすみまで美化しやう
攝生は健康の母なり
病防ぐに道具はいらぬ心の平和と日光浴
人の住みよい綺麗な室に悪魔は来にくい住みにくい
ニコニコ暮らすも健康のお陰永久に忘るな衛生デー
ニコニコ顔に福の神悲観の心に病魔の訪れ
晝は仕事夜は安眠
手足の爪は清潔に

出さぬ注意と消す準備を常に心せよ
火の用心
火と見たらおちつけ
災難うくるも油断から
何事も周章てる勿れ怪我の基
用心用心何用心粒附用心火の用心
一人の不注意萬人を騒がす
ポンプ百より用心一つ
特に注意は廻り角

安全マークの兵隊さんは實踐躬行
三歳の春を迎へし安全デー忘れず永久にそだてませう
安全は口より實行
口で喰ふより腹で喰へ
心の隙を悪魔は狙ふ
三年迎へた安全週間長く愛して育てませう
安全週間忘れぬ人に怪我や病気は寄り付かぬ
胸のマークを心に彫りて永久に守れ安全デー

 

岡谷製紙株式会社荒川沖工場

良藥より先づ攝生
注意一つで笑ふか泣くか
爪切つて先づ淸潔の大一歩
反省は成功の基なり
髭をきりゝと作業衣着けて帯を心に堅くしめ
健康は無形の寳
一寸の油断なき身に危険なし
品々を置くべき場所にきまりよく
父母のやうに煙草の火を大切に
火災保険の掛金よりも心掛けなよ火の用心
安眠よく能率を支配す
掃除は先ず四すみより
自慢は向上の敵
工場に入るには先づ引締めて心と帯を
お互に注意!
威張らず強情でなく
身仕度きちんと髪ときあげて作業するのが安全よ
何事も眞心あれば安全なり
火の用心に火元なし
ほめられても譏られても良き習慣
毎夜抱き寝のあんかでさへも心許せぬ種がある
働く時は機械に様に
帯の堅いは其の日の無難
百パーセント嫁の資格はきまりよく
熱と根気と努力がなけやなれた仕事もはかどらぬ
注意深き人こそ幸多し
睡眠充分仕事は熱心
一片の塵よく生命を奪ふ
火の用心致しませうか寝る前に
汗と油で鍛へし體油断しまい寸時のすきも怪我は心のゆるみから
いつも物事きまりよく
不平云ふより快活に
酒は體をほろぼす敵よ立てゝほしいは禁酒会
危険の場所には近よる時には先づ注意

 

鐘淵紡績株式会社東京工場

緊張

物を持つ先に注意せよ
緊張一しまる心にわざわいなし
緊張目から心から
何時も緊張能率増進
全員緊張物品良好
緊張は安全の基放心は怪我の基
安全は注意の外に言葉なし
「アブナイツ」と云ふは遅いぞ血が出てる
緊張は進出の原動力
親のからだ怪我してすまぬ
怪我は油断の影法師
緊張して働く人に怪我はなし
注意はするもの怪我はせぬもの
緊張に後悔なし
緊張の壁の外には鬼が居る
緊張の鎧を通す怪我はなし
仕事場の一足前でまづ緊張
一滴に油も心棒に差せ
曇天に笠安全に緊張
口を結んで心を引き締よ
緊張する所に過失なし
怪我と油断を胸に秘め今日も一日送りませう
一つの注意は萬事を助く
一寸の怪我も気のゆるみから
先づ一服が怪我のもと
元は小さな油断から
何事も緊張憂なし
大なる怪我は小なる不注意
時代は緊縮身は緊張
心安けりや身もまた安し
油断は隋落の第一歩
心に安全週間刻みこみ
真心こめて仕事にかかりや身には怪我なし心地よし
緊張に優る味方なし
緊張は絶對怪我さぬまもり神
仕事は緊張話は休憩
すべて心事細心に
常に心は安全週間
怪我する時の外心
怪我は心の留守のまに
常の注意は家族の幸せ
思ふな雑念缺くぞ緊張
惜しむな機械に注く緊張
時代の先驅者常に緊張
先づ緊張は口より心から
御互に緊張火の始末
安全整頓不断の緊張
緊張は何時も安全
心に緊張腕には努力
緊張の務に舞来る福の神
油断大敵忠實無難
緊張に怪我はなし
口を開くな眼を開け配る心に怪我はなし
安全第一先注意
心しめれば其身もしまる
心のゆるみをかたる口もと

服装

服装を見て其の人を知る
裾さばきから慎み見える
服装正して後入場
着物は木綿心は錦
顔のしはより服装のしわ
人の身装は心の横字
吾等の服装異常なし
服装は正しく確かりと
服装は心の現れと思へ
亂れた服装心のゆるみ
前掛けのひもがとけたよ死出の基
服装正しければ心明なり
服装は精神を現はす
軽快なる服装は能率を高める
亂れ服装醜姿
正しき服装身分相應
服装きちんと気持よく
うるはしき動作は先づ服装から
服装は其の人の品位を表す
服装は心の鏡
奇麗な仕事は身なりから
粗服の中にも幸福あり
服装は人格を表示す
一家の服装主婦を語る
帯をしつかり心もしめて楽しく仕事もかゝりませう
身なりの正しきは品位を高める
ボタン一つでも外さぬ様に
走る虚栄は怪我の元
重い仕事に軽い服装
服装は賢愚を語る
白いエプソン心も清く
能率百パーセント即ち服装から
仕事は服装が肝要よ
服装は人の精神を表はす
心正しければ衣服も正し
薄着厚着は風邪のもの

防火

念のため手を入れて見る灰の中
ポンプ百より注意が一つ
眠いとも戸締り火廻りもう一度
ポンプ百より用心一つ
捨る煙草も消してから
要心に勝る防火なし
夜廻りよりも火の注意
出る時ねる時火の始末
火災根絶はお互のため國のため
残り火の仕末して来い防火デー
火気に注意防火の用意
火縄の火から七山やける
灰になるもならぬも寝る前一分間の注意ひとつ
小なる煙草の吸殻は大なる人間を殺す
捨てた吸殻踏んで行け
焼くな焼かすな火の元に注意
怪我よりも尚恐ろしや不用心
不用心投げた吸殻立つ焔
火の元戸締一家協力
火と水は離して使ふな
一寸の火は萬丈の黄金を灰にす
オツト吸殻は灰壺
大災害は小さき火の不注意から
火は寸にして家を呑む
ねむくとも「カマド」廻りはもう一度
過失一人に災禍數人
一點の火氣も侮るな
消防よりも是非豫防
小さな不注意大きな過失
小さな火の種大火の原因
皆さん揃つて火の用心人に迷惑かけぬやう
火の神は人の寝る頃に起る
一本の「マツチ」百萬の富に匹敵す
火災を未然に防ぎませう
汲んでさい置けば使へる二三杯
防火より豫防に
火事は心のすきまから
損して泣くより火の用心
火に鍵を掛ければ枕も高くなる
失火の汚名は末代まで
残り火は此處にもあり
父と云ふ字によく似た火の字どちらも大事にいたしませう
火の用心口で言ふより實行せよ
小火と侮るな初より大火なし
小の火も就眠前には火消つぼ
一代のあせも灰となる
一夜乞食の基は火事

整頓

能率増進は整頓にあり
整頓にまさる準備無し
先づ整頓せよ身の廻り
先づ整頓せよ不意のため
道具を整頓仕事が早い
終始整頓を心掛け
使つたものは元の所へ
不整頓は間違のものと
「スパナ」あそこに「ハンマ」は此處にこれぢや能率不増進
整頓は進歩の原なり
仕事の捗るは整頓から
整頓なくしては仕事捗らず
整頓に無駄なし怪我もなし
整頓は順序良く
整頓良ければ急ぎに足る
あとでと云はず今直ぐ整頓
整頓は百難を制す
整頓は暗夜の燈火
整頓は規律に比例す
不整頓は心の現れ
整頓の綱につまづく大泥棒
服の亂れは心の亂
器具の亂雑は不幸の綾よ
非常に備へ是非整頓
能率は整頓より
整頓は闇にもまごつかず
仕事は整頓から
整頓は國を富ますの第一歩
一寸整頓怪我退治

検査

検査充分にして不覚なし
運轉前には必ず検査
細密検査の後運轉
朝夕仕事場検査して
定期検査は絶対必要
検査は丁寧に念を入れ
注意の上にももう一度
検査してかゝれよ仕事先づ安全
検査念には念を入れ
緊張して檢べませう
検査は萬難を除く
眼の行司道具と仕事にらまして
落伍すまいぞ検査デー
先づ検査第一安全デー
忘れな検査何時も緊張
常に緊張永久安全
安全と思へど検査今一度

規律

常々に重要書類は明かに
規律第一實行第一
出世望まば規律を守れ
天道様のまねして暮せ
規律厳守で難のがれ
天道様のまねして暮せ
規律厳守で難のがれ
規律正しく時間を守れ
萬事規律に従つて
規律を守つて正直に
是非規律を慣れよ
規律正しく無駄はぶけ
守れよ規律いつまでも
無駄を省いて時間尊重
通路は左側仕事は注意
世は緊縮人は規律
圑體作業は規律が第一
不規律に良縁なし
清く明く美しく
正しき規律上下の融和
不規律は健康を害す
規律正しく時計の如く
守れ出勤退場此の時間
守れ時間かげ日なたなく
規律の踏み出し時間から
號令に付いて進めば怪我はない
規律亂すな心がゆるむ
規律よければ心がしまる
健康は規律から
規律の裏に不足なし
規律正し人は向上す

衛生

話し過ぎるな不眠するな
金は用ない身體が資本
蠅一匹に病魔あり
清潔は病魔を拂ふ第一歩
衛生の二字を忘れず腹八分
私の身體も機械の音も調子よいぞ飯の味
衛生を重んずる人は口からつゝしむ
健康第一輝く日本
健康は労働の資本金
目耳鼻口病のドアー心手足は案内者
不衛生は他人の迷惑
勿體ないと過食すな
不断の衛生自然の微笑
今日の衛生明日の健康
豫防注射に逃げたる人は悪い病が追かける
病気と怪我は家族のなげき
健康は福の神
衛生は健康のもと
ほんに暴食恐しものよ一寸の食ひすぎ死出の門
召上れ健康の一匙を
先づ健康之も平素の注意から
鶴は千年亀萬年吾等は健康終世に
我が身愛せば間食するな
百の醫者より個人の衛生
怪我と病気は不幸の基
清潔に病なし
譲れ口元貴き生命
衛生と云ふより先に注意せよ
健康なれば不満なし
被保険証は受けたまゝ
健康は無形の財産なり
清潔整頓主婦の役
いつもニコニコ顔
お互に不衛生をつゝしませう
唯健康に勝るものはなし
豫防に勝る保健なし
やすみ時間は日光浴に
不衛生は死出の一歩
金より養生忘れずに
日々の注意は日々の健康
衛生を重んずる者には病なし
箒の先は隅々へ
熟睡注意は無難の基
日光を友とする者は病魔に嫌れる
養生に優る醫者はなし
健康で気楽な日が続く
健康は幸福への道案内
一りの病気一家の不幸
吾等の健康百パーセント
仕事一ぱい腹八分
常に忘るな先づ健康
不潔な手は病気の因
衛生を守れ身の為人の為
早寝早起よく眠れ
腹八分は長生の基
大酒身の毒貧の基
日常の掃除に優る掃除なし
後一ぱいと云ふ處で止めよ

 

足利績紡株式会社足利工場

(1)標語
御國に叫べ安全歌
醒めよお互の幸福と安全の為に
日光に親め最後の勝利
注意つ燈火が無ければ此の世は闇です
掃除は運轉を止めてから
注意は一時怪我は一生
噫あの時の千葉シンさんけふはいづこに
安全は吾が工場の旗印
焦熱地獄元はマツテ一本
妻子思はば吾が身を守れ
非常時は先づ運轉を停止せよ
巨萬の富も健康から
工場の安全家庭の平和
火の始末大丈夫とも今一度

 

つちや足袋合名会社

安全装置の設備より心に注意の設備から
大丈夫と思へど注意今一度
精は出しても血を出すな同じ出すなら汗を出せ
見掛八卷締めあけるより常に心の緒をしめよ
災害予防口で言ふより心で生かせ
危険と安全一重
マツチ一本油断すな後から人山火事の花
しまつた一言おくれた注意怪我は心の油断から
仕掛る前の一瞬間注意の二字の注意せよ
健康は向上の旗標
歓喜は安全なくして存在せず
慣れた仕事に油断はするな猿も木からの世の譬
上手とて油断をするな負傷のもと

 

株式会社芝浦製作所鶴見工場

懸賞募集「謎」の解答

「健康」とかけて仕掛花火と解く 心は筒がない(恙ない)
「危害予防」とかけて桶屋と解く 心は隙が禁物
「危害予防」とかけて玩具の兵隊と解く 心はどちら向いても気を付け
「健康」とかけて新入学生と解く 心はみんな校服(幸福)
「安全週間」とかけて惚れた二人の語り草と解く 心はその場かぎりにしたくない
「危害予防」とかけて蚊取線香と解く 心は金鳥(緊張)が第一
「健康」とかけて学生と解く 心は校服(幸福)
「危害予防」とかけて少尉殿の望みと解く 心は先づ中尉(注意)
「健康」とかけて干柿と解く 心はみんな粉をふく(幸福)
「危害予防」とかけて桶屋と解く 心は木(気)をしめしめ働く
「健康」とかけて藝者の芝居見と解く 心はいつも總見「壮健」
「健康」とかけてガスウエルドと解く 心は無鋲(無病)
「危害予防」とかけて鉛筆と解く 心は心に木(気)をつける
「健康」とかけてあわてた消防夫と解く 心は筒がないない(恙ない恙ない)
「安全週間」とかけて選擧當日の公休と解く 心は棄権(危険)を防ぐ
「安全週間」とかけて木工と解く 心はいつも仕事に木(気)を使ふ

 

古河電気工業株式会社日光電気精銅所

産業立國も健康から
出勤の一歩は笑顔で出でよ
明るき心に事故はなし
安全週間より安全習慣へ
心ゆるめば命が縮む
心のゆるみは怪我の基
朝の祈りは其の日の安全
注意に勝る安全なし
感謝生活健康長寿
感謝の生活は幸福の宿

 

ライジングサン石油株式会社鶴見油槽所

仕事丁寧怪我用心
注意安全不注意危険
人と話すな機械と話せ
心明るく身を健かに互に笑顔で務めませう
不気嫌に飛び出す日には怪我多し
注意に追付く怪我はなし
明るい心先づ安全
選べ食物清めよ工場

 

帝國人造絹糸株式会社米澤工場

怪我病気注意の前は素通りし
不自由な規約貯金が親柱
怪我とゆう字を解釋すれば我に怪しい隙がある
怪我も病気も其の身の油断防ぐ妙薬注意丸
傷害予防デーとかけて正しい選挙ととく 心は棄権(危険)なし
保健デー肩身の狭い病み上り
安全デー心にマーク怪我はなし
勤倹デーとかけて理髪屋の仕上げととく 心は余分をチヨキンチヨキン(貯金貯金)

 

小野田セメント製造株式会社本社工場

整頓

見よい整頓僅かな手數
整頓が飛んだ災難救ひ出し
不整頓一つ所を二度三度
標語百より一つの整頓
整頓あとの心持

危害予防検査

唯是位が怪我の基
慣れて恐れよ

防火

火の気は無いかと後戻り
早鐘も用心一つじや聞かですむ
消すさわぎより出さぬ用心

服装

ブラ下る破れ着物は魔の佳ひ
詰めよボタン弛めな心

衛生

いつか物云ふ不養生
今一杯を我慢せよ

無駄

ないと思ふなつきぬ無駄
先づ雑談はやめませう

能率

上げよ能率下るな品位
各自各自が力一ぱい

 

麒麟麥酒株式会社横濱工場

(1)標語

汗は努力から血は油断から
起る危険を起さぬ注意
一人の油断萬人の迷惑
注意は仕事の無二の友
口を閉ぢて目を開け
設備に頼るな
注意の鏡危険を照す
散らす心に危険は迫る
注意に休日なし
うつかりは怪我の元しつかりは安全の元
注意極楽油断は地獄
注意は處世の羅針盤
老の幸福若きの注意
大丈夫が怪我の元
注意の泉安全の華
事故なき前に今一度
注意に災なく災に注意なし
肉眼より心眼
忘るな注意懸るな病
事故は自己の罪
注意の母體に安全宿る

(2)安全都々逸

病は口から仕事は気から怪我は心のゆるみから
心弛めば仕事も弛む怪我は弛の隙間から
秋と紅葉と注意の心日毎々々にあせたかる
私と紅葉と注意の心日毎々々にあせたかる
私の心は安全時計絶えず注意のネジを捲く
馴れた事とて油断はならん心許せば怪我の基
安全鏡を心に置いて注意とゆふ字でみがきたい
汗と努力で健たる蔵も注意忘れて灰の山
注意細く心は丸く仕事四角に平らかに
亀の甲羅と私の注意共に我が身を守る武器
放すまへぞえ注意の鍵を多い悪魔に身は一つ
気をつけしやんせよ機械の仕事お前一人の身じやすまぬ
注意安全誰でもいふが心の注意がしてほしい
安全袋に注意を入れて肌身はなさずお守に
注意整頓汽船に積んで無事につきたや安全港
燐寸火の元火は火事の元気をつけませうよ國の為
油断に追つく災難あれど注意に追つく怪我はない
油断と注意の二又道は地獄極楽別れ道
注意専心定期に積んで安全銀行に預けたい
安全一つ隣りは悪魔の穴よ注意一つが身を守る
金で絶やせぬ災害危険注意一つで事足りる
小さなものでもその吸殻で武蔵野も焼野原

(3)安全川柳

繃帯の白さに家が暗くなり
さわがせて火元煙草の火とわかり
無駄口は油断の種を蒔きひろめ
居眠りは心の鍵を盗まれる
怠け者汗を出さずに愚痴を出し
安全デー人の目につく顔のきづ
うつかりときまりの悪い今朝のこぶ
不注意はすぐに危険と握手する
君注意しなと自分で大怪我し
なめらかな壜油断して角が立ち
油断なき人の家庭や笑ひ聲
不注意は危険の土産置いてゆき
事故の因尋ねて見れば自己の罪
安全デー胸に注意の心張棒
周章者安全デーに醫者通ひ
注意の目危険の在所を見つけ出し
寝不足がとかく油断を生み易し
怪我をした後で注意を思ひ出す
有頂天魔の手のびる好チャンス
善き酒もすごせば後に気が濁る
かるはづみとかく危険を生み易し

 

麒麟麥酒株式会仙臺工場

(1)標語

一寸注意明い家庭
怪我する時の上調子
注意加はる怪我はへる
注意は安全の因労働は富の源
注意の行列安全の使者
注意は安全への道しるべ
注意の一劒好く災害の悪魔を拂う
注意の二字は守神
注意の宿に安全の客
注意は極楽油断は地獄
注意は安全油断は危険
富國の基はまづ健康
ついじようだんは怪我のもと
自慢の手に怪我多し
安全の一路終點なし
安全緊縮身の為め國の為
勤めは安全仕事は完全
安全の木に幸福の花
知恵を絞つて安全計れ
熟練は慢心を呼ぶ慢心は怪我を呼ぶ
安全に精出せ汗出せ元気出せ
油断は作業に馴れた頃

(2)安全に因める都々逸

花の様でもあの歯車は人に噛みつくこともある
安全装置をしてあるからと心ゆるせば怪我の因
都々逸下手でも注意をすれば機械安全故障なし
道に落ちたる釘一本拾ふや役立つ怪我もせぬ
安全の鍵を断然忘れまちや済まぬ緩むたんびに締めしやんせ
浮気で登るな此の山道を注意しやんせよ怪我の谷
油断につけこむ悪魔の奴も整頓注意の爪たゝぬ
仕事の畠に注意のこやし収穫果實は保険つき
怪我や病気の根を切るときは安全注意の斧を持て
感謝しませう其の日の勤め糧に追はるゝ人もある
九尺二間の長屋に居ても無事でさへ居りや樂もしい
無事に其の日の務を終へて歸れや妻子の笑顔
朝の出先に心を清め今日も御無事で歸らんせ
大事になさいよ自分のからだ怪我すれや一家の共なんぎ
何事も其の日の一日朝にある出勤早めに油断なく
慣れたとて心ゆるせばあの禍よ注意は転ばぬ先の杖
ふざけしやんすな仕事は大事油断すれやこそ怪我のもと
主の健康吾が家の財産注意しやんせよ仕事場で
怪我や病気の原はと云えば心に巣を喰う隙油断
無事を歸つて土産に笑顔夕餉圍んで箸を持つ

(3)安全に因める川柳又は狂句

お父ちやん怪我しやんすなと坊が言ひ
不注意が元で山猿木から落ち
安全標尻目に見たのが怪我をする
安全と思つた心が仇となり
安全は命を救ふ救助網
怪我をした上に間抜けと笑はれる
身の油断悪魔此處ぞと身を構へ
緩褌は悪魔の爪のかけどころ
健康の腕で生み出せ國の富
安全は神にたよらず身で守り
安全と早合點は危険なり
ウツカリと捨てたマツチが火の柱
仕事着に更へて不注意ぬぎすてる
注意こそ災難除けの守り神
よそ事と思ふな安全己がため
うわの空怪我してハツト正気付き
ひきしめて耳も目ほどにはたらかせ
不注意が元で親子が餓に泣き
安全は資本いらずの福の神
大日本麥酒株式会社保土ヶ谷工場
仕事の規則と安全注意は身を護る
心の弛み注意で締めよ
安全地帯も注意が第一
怪我して後悔せぬ用心
熟練し尚ほ注意
心を締めて身を延ばせ
安全と思ふ時でも注意肝要
互の注意互いの喜び
注意されば禍害来る
注意を心の底に
注意の偉大安全でニコニコ
安全第一専心努力
心引締め盡せよ設備
注意は光明不注意は暗黒
深長な注意健康賞持ち
安全軽ろんずれば是怪我を招く
傷害(生涯)の不運注意で掃へ
軽き身で思い危害を注意で滅せ
いつも注意を百パーセント
怪我はうつゝにいと
安全と神に誓つてマークを胸に
安全な心から完全な務め
安全と危険の分岐點は心得處
怪我は高價注意は廉價
禍知らぬうわ心
注意は國家産業の第一なり
安全は身分もよし人もよし
分りきつて注意丈け
緊張を缺く時こそ危険なり
殖やう用心減る苦労
始終用心先づ安全
すればすまいと油断も怪我も
大丈夫一瞬の大怪我
注意に打勝つ怪我はなし
不断の注意一生の喜び
こぞつて用心揃つて安全
注意は無形の財産なり
我が安全に生よ
何事も精心精義にて誠の心こそ安全
安全を人より先に真心こめて
即時實行安全週間
事故は不注意油断から
安全週間心を締めて共に努力常々に
なれぬ仕事も注意で安全
安全マークは災害防止互に注意は身が光る
先づ注意いつも元気一二三
安全と思へど今一度
今の注意は最後の笑顔
急ぐな無理する怠るな
眼るキカイに注意を生せ
瞬間の怪我は一生不幸
注意が休めば悪魔が働く
先づ注意してあとの始末を忘れずに
入社當時の心でいつもはげめ注意第一に
注意が同に安全は巡る
注意があとなら事故が先
さあこゝだ此處の注意を忘るゝな
うつかりとしつかりと一字の間違が一生の禍福
うつかりあぶないしつかり安全
無理なく油断なく手落なく
油断の瞬間不幸の一生
少しでもゆるすな油断心
しつかり仕事うかり事故
油断なく注意と努力一本道
ゆるめるなよ心を忘るゝな安全
日々の注意は我等の守神
念の為に今一度
注意に休憩なし
見ゑぬ災害注意で見ぬけ
製品粗末にすな落しや損する怪我をする
便る安全過せば危険
注意は身の富國の富